虫歯を削らなくてもいい治療法があるって?最先端の治療方法を調べたよ。【目からウロコ】

2015-0031 ทำไม ฟันบางคนจึงมีเหลืองกว่าคนอื่นๆ?

 虫歯って、一回なってしまうと厄介なのは、歯を削らなければいけないこと。

しかも一度歯を削ってしまうと、その部分は二度と復活しません・・・。

 虫歯菌は酸素を嫌う菌。だから、かぶせものの下が恰好の住処になってしまい、菌が残っているとまたそこが虫歯になってしまうこともあるんです。

 こうすると、またいつか歯を削らなければいけないことに・・・。

 それにしても、いまだに、削って詰める、という考えてみれば石器時代的な(??)かなりプリミティブなことをしていますね。

 本当に削らないで虫歯を治す方法はないの??

 グッドニュース。そんな方法が、次第に発達してきています。

 

3mix-MP法

 これは、虫歯を削らない、だから痛くないし麻酔も必要ない!という画期的な療法。虫歯菌を駆除するお薬を使うものです。

 歯には、一番外側のエナメル質と、その内側の、少し黄色っぽい象牙質があります。エナメル質はカルシウムのかたまりですが、象牙質にはコラーゲンなども含まれていて、また歯の奥の神経から、細い管が伸びています。(象牙細管)

なので、虫歯が象牙質まで達すると、痛みが出てくるというわけ。

 

そして、虫歯菌は、この象牙細管にも入り込んでしまいます。なので、患部を削っても、細管の中にまで入った菌は駆逐できません。

 

 そこで、3MIX-MP。

3MIXというのは、文字通り、三種類のお薬を混ぜること。口の中には、何百種類もの細菌がいますので、虫歯の原因になりそうな菌すべてを、一つのお薬で殺菌するのは不可能でした。

 そこで、三種類の薬を混ぜて、完全に殺菌する手法が編み出されたということです。

 

虫歯の自然修復にもつながる

 この方法が凄そうなのは、なんと原因菌を完璧に駆除することで、もう歯が溶かされてしまう環境がなくなり、再石灰化などにより、歯が再び回復してくる!というところでしょうか。

 本当かよ・・と思っていまいそうですが、実際にすでに骨や歯の再生が確認されているようです。

3mix-MP法のHP参照

 

気になる副作用の問題は?

 でも何か患者側として一つ心配なのは、すべて殺菌する薬を使って、何か副作用が出たりしないのか・・・?っていうところですね。

 上記のホームページによると、まず使われる薬の量は、直径わずか1㎜と非常に少量のようです。これは歯の中に閉じ込められるので、血液に入ることはないということ。

 そして、水に触れると薬効を失うため、万が一漏れてもアレルギーは起こりにくく、何万人もの治療がすでに行われていますが、アレルギー報告はないそうです。

 ただ、この治療を行う前には、特定の薬にアレルギーを持っている場合は申し出が必要です。

 

3mixーMPは、登録商標で、この治療を行うにも特別なトレーニングが必要とのこと。

その認証を持っている歯医者さんリストがこちらにありました。↓

全国の3Mix-MP法(R)専門医、認定医、認証マーク使用契約者一覧

 

全国にありました。

 

まだ新しい療法だけに、賭けになる部分も・・・

 ただ、歯チャンネルなどを見ていると、必ずしも、この療法でうまくいった人ばかりではないみたいです。(それは通常の歯科治療でも同じことですが・・)

 神経を取らなくてはならなかった歯が、もう4年間も温存できていて嬉しい、とか、結局虫歯が再発して治療、とか、失敗・成功、両方のケースがありました。

 虫歯が深くて、神経を取らなければだめ!と言われたときに、歯の温存のために、一か八か試してみる、という選択肢が合理的かもしれません。

 まだ新しい治療法で、完璧な臨床結果については模索中の段階だろうかと思います。そんなわけで、まずは信頼できそうな歯医者さんを見つけて、しっかりメリットやデメリットを相談して進めるのがいいかと思います。

 また、他にもヒールオゾン療法といって、オゾンを歯に照射して殺菌を行い、痛みや歯を削らなければいけない部位を最小限にとどめる、といった治療法もあります。こちらも、まだ臨床結果がまとまっていないというデメリットもあります。

 

EAER療法

www.theguardian.com

こんな、気になる記事も発見。EAER療法という、歯にミネラルを再沈着させて、修復する治療法です。

 ロンドンのキングスカレッジで編み出された方法のようで、Electrically Accelerated and Enhanced Remineralisation (EAER)、つまり「電気を使ってミネラルを歯に再定着させるのを加速促進する方法」です。

 電流を使い、ミネラルを吸着して、修復すべき場所に持っていくものです。この治療法は、3年以内に受診可能になるとか・・・。この記事は2014年頃のものなので、そろそろかもしれません。

 この方法は、患者に優しいだけでなく、コスト面も抑えられ、また歯のホワイトニングにも使えるらしいです。日本で、こうした治療が受けられるようになるのは何年後か分かりませんが・・・(遠い目)

 イギリスにいる方は、一足先に受けられるかもっ。

 

 以上、最新の治療方法を調べてみました。現在、色々な方法が開発されている真っ最中というところですね。あと10年20年後には、削る治療というのは時代遅れになっていたりして・・・。そうなって欲しいものです。

 人類のテクノロジーの発達は凄いものがあるけれど、歯科分野ではまだまだという印象がありますので。

 

 個人的には、今は善玉菌による虫歯予防に大きく期待しています。これは、お腹に乳酸菌を入れて、体調を整えるように、口の中にも善玉菌を投入してあげて、悪玉菌を減らし、不活性にするという予防法です。

 虫歯がまったくない人たちというのは、口の中の細菌の生態系(フローラ)が違うようで、これはなかなか有望な予防法ではないかと思います。

 欧米やニュージーランドでは、すでにかなり知られていて、日本でも最近はそうした善玉菌利用の商品が入手できるようになりました。

 これも新しい試みで未知の部分はありますが、このブログの他の記事でも紹介していますので、興味のある方はご覧ください。